春は、自律神経が不安定になりがち

春は、冬眠から目覚めたばかりで、体がしっかり目を覚ましていない状態です。
季節的に春は、寒暖差が大きいく、気温の変化に対応するために体は、緊張状態が続きやすくなります。
生活環境は、入学、新学年、入社、異動など、生活環境と人間関係が大きく変わる変化の多い季節でストレスも多いです。
春は、普段より緊張する機会やストレスを感じる事が多い季節です。それが続くと疲れが溜まりやすくなり、胃腸の働きが悪くなったり、眠れないなどの症状がでてきて、自律神経も乱れにつながります。
自律神経とは
自律神経は、自分の意志とは関係なく、体の機能を調節してくれる神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つあります。
交感神経
活動している時や緊張している時に働き、主に昼間に働く神経です。
副交感神経
リラックスしている時、体が休んでいる時に働く神経で、主に睡眠時に働く神経です。
交感神経 | 副交感神経 | |
収縮 | 血管 | 拡張 |
上昇 | 血圧 | 下降 |
速い | 心拍 | ゆっくり |
緊張 | 筋肉 | 弛緩 |
蠕動運動(ぜんどううんどう)抑制 | 腸 | 蠕動運動(ぜんどううんどう)促進 |
促進 | 発汗 | 抑制 |
交感神経と副交感神経のバランスが崩れると
起きている時に副交感神経が活発に働き、寝る時に交感神経が働くことになります。
起きている時に副交感神経が働いていると体がだるい、重い、やる気が出ない、眠いなどの症状がでてきて、寝る時間に交感神経が、活発になりすぎると、体は疲れているのに眠れないと言うことになります。バランスが崩れることで、病気を招く事もあります。
自律神経が乱れると出てくる症状
不眠 | 免疫力低下 | めまい | 肩こり |
食欲不振 | 便秘・下痢 | 月経不順 | むくみ |
倦怠感 | 肩こり | 血行不良 | 嘔吐 |
人によって出てくる症状は色々です。上記以外にもあると思います。
春に自律神経が乱れてなる病気
春になるとよく聞く五月病です。
交感神経と副交感神経の切り替えが上手くできなくなってなります。
五月ごろになる人が多いから「五月病」と言う様ですが・・・
日本は、学校や会社などの始まりは4月です。
新生活スタートの4月は、気を張っていて頑張って学校や会社に行きますが、新しい生活に慣れてきた頃にゴールデンウィークがやってきて長期連休に入ります。
長期連休で、緊張していた体と心に緩みが出て、生活リズムも乱れてしまいがちです。
すると、今まで緊張状態で張りつめていた糸が切れたかのように、疲れがどっと出でて、体が重だるい感じで動きたくても動けない、朝が辛い、仕事や学校に何となく行きたくないっていう事になりがちです。
スタート4月は、交感神経が優位に働いている状態で、ゴールデンウィーク中は副交感神経が優位になっている状態です。
まとめ(自律神経が乱れない為に)
春は、気温差が激しく、慣れない環境での生活、新しい人間関係などストレスがいつもよりかかりやすく、普段なだ気にならない一言や行動が気になりイライラしてしまったり、体は疲れているのに眠れない、眠れているけど疲れが取れない、肩がこる、首がこるなどの大きな病気では無いけど不快感、不調がでやすいです。
無理をしたら動けるかもしれませんが、無理をして限界を超えたとき自律神経が乱れてしまいます。心の病気になってしまったり、疲れが取れなくて常に体がだる重い、肩こりがひどく頭も痛くなるなんてことに・・・
自分の生活環境が変わっても、常に同じ生活リズムを送ることが自律神経のバランスを保つ秘訣です。
肉体的に疲れた時は、しっかり寝て体を休め、心の疲れを感じるときは、趣味に没頭したり、軽い運動して気分をリフレッシュしたりして身体を休めてください。体と心の癒しには、オイルマッサージもおすすめです。
体の疲れ、心の疲れが出始めたら自分の身体を労わって あげて下さい。