足裏のマッサージ

足の裏のマッサージは、足裏が弱い人はくすぐったくて苦手な人や痛いから嫌いと言う人もいますが、人気の高い施術でもあります。
ツボと反射区の違い
ツボとは
私たちの体には、経絡という「気・血・水」が通る道が14本あります。
- 気…エネルギー
- 血…血液
- 水…水分、体液
気、血、水が上手く循環することで健康が保たれていると東洋医学では考えられています。
経絡を電車の線路と考えると、ツボは、駅になります。
電車を利用すると線路(経絡)での遅れやトラブルが、駅(ツボ)で足止めになり、混雑することがあります。駅での混雑は、体の中では「滞り」です。
滞りを解消するために「ツボ」を押して刺激して循環を良くするのがツボ押しです。
反射区とは
足ツボのお店に行くと、足裏に地図の様なものがかいてあり、そこに、頭、目、胃、腎臓など体の部位や内臓と対応する足裏の場所が描かれている絵や写真が張ってあったりします。
あれは、足裏のツボの位置ではなく「足裏にある反射区」が描かれています。
足の裏体の縮図となって反射投影されています。
反射区を押したり、さすったり、揉んだりして刺激することで、対応する部位を活性化させたり、血流を良くしたりします。
足の裏にあるツボは「湧泉」と「失眠」の2つでけで、反射区と言う概念と東洋医学のツボとは関係がありません。
ちなみに、足裏マッサージ(リフレクソロジー)の発祥は、アメリカです。
足ツボマッサージは、足裏の反射区マッサージとも言えます。
反射区は、足の裏だけでなく、耳や手のひらなどにもありますが、足裏が人気があるのは、効果が出やすいからと言われています。
ツボを押すと痛いところは、流れを良くするポイントでもあり、不調のサインでもあります。これは、反射区も似ていて押して痛いところは、不調のサインです。
老化は足元から
足は第二の心臓と言われるくらい重要です。
足が衰えてくると、足先から心臓へ血液を戻す力が弱いと老廃物の排泄は滞り、栄養、酸素が全身に上手くいきわたらなくなります。
また、ケガしやすくなったり、認知症になりやすくなると言われます。
足を弱くしていること
- 電車や車などの利用であまり歩かない生活
- 舗装された道
- 裸足で歩かない
- 靴下、絨毯、スリッパでの生活
など、足裏に刺激が少ない生活で足が老化が起こりやすくなっています。
上半身の不調は下半身のツボで治し、下半身の不調は上半身のツボで治すと言う、東洋医学の考えがあります。
足を刺激することは、脳や内臓などへの刺激になるので、ボケ防止につながります。
長寿で元気な人は、しっかりとした足取りで歩けています。
体の衰えを感じる前から、足もみで刺激を。