スタミナ食材のニラ
早く調理しないと痛みが早いニラですが、にんにくの代わりになってくれる事もある野菜です。
ニラの産地
1年中スーパーで見かけ、季節問わず買える食材ニラ。
万葉集や古事記にも出てくる位、古くから知られている野菜です。
日本で一番の生産地は高知県。
ニラは、ネギ科ネギ属
ニラの旬は、春。
春に採れるニラは、葉が柔く、香りも強いです。
春に刈った後、夏、秋と1株で3回採れ、最初の春が一番柔らかいです。
ニラの選び方
- 色の濃い葉
- 切り口が新鮮
- 折れがなくピンとの伸びたもの
- みずみずしい物
保存の仕方
新聞紙に包んでビニール袋に入れて保存します。
この時、葉が折れないように包みます。
鮮度が落ちると、香りも弱くなるので、早く食べるようにします。
食べやすい長さに切って小分けにして冷凍保存もできますが、冷凍をするとシャキシャキ感がなので、凍ったままスープや卵に入れて焼くとかすると良いです。
ニラの栄養素と効果
ニラの栄養は、βカロテン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、リン、鉄、セレンなど含まれており栄養豊富です。
ニラの栄養素の代表
ニラといえば、ニンニクのような香り。
ニラの香り成分は、硫化アリルの一種であるアリシンです。
アリシンは、消化酵素の分泌を促し、エネルギー代謝を活発にします。
ビタミンB1の吸収をよくし、免疫機能を高め、疲労回復にも役立ちます。また、ウィルスなどが体の中に侵入するのを防いだり、血液をサラサラ効果や血行が良くなることで、冷え性にも効果があります。
組み合わせると良い食材
豚肉、レバー、卵、豆などビタミンB1やB2を多く含む食材と組み合わせると良いです。
餃子、レバニラ炒め、ニラ玉、ニラ入納豆、ニラ入のタレなど。。。
ニラに含まれるアリシンとの相乗効果で疲労回復UPです。また、油と一緒に撮ることでβカロテンの吸収を高めてくれます。ビタミンCは、熱に弱いので、火を使う調理は短時間もしくは、余熱調理で行うと栄養素の損失を防げます。
ニラのチヂミ
チヂミは、野菜が沢山食べれる韓国料理です。韓国では、雨がシトシト降っている日によく食べるみたいです。(知り合いの韓国人が言っていました。)
<用意する材料>
- ニラ 3分の1束
- 人参 1/2本
- じゃがいも 大~中1個
- 小麦粉 大さじ3~4
- 鶏ガラ 小さじ1/3位(無くてもよい)
- 水 適量(じゃがいもの水分で大丈夫な時もあります)
- 片栗粉 大さじ1(じゃがいもがない場合は片栗粉を使います)
※じがいもがない場合は、片栗粉を大さじ1いれます。でんぷん質が入るので、食べた時モチっとした食感になります
<作り方>
- ニラは、3㎝ぐらいの長さにカットします。
- 人参は、火が早く通るように細めの千切りにします。
- じゃがいもは、皮をむき、すりおろします。面倒な時は、適当な大きさにカットして、少し水を入れてミキサーにかけます。
- すりおろしたじゃがいもは、じゃがいもの水分も一緒に、小麦粉を混ぜます。大きなじゃがいもの場合、じゃがいもの水分だけでも大丈夫ですが、この時、生地がかたすぎる場合は、水を少し足します。柔らかすぎる場合は、小麦粉を足します。生地のかたさは、ぼてっとした感じです。
- 4に切った野菜を加えてまぜます。
- 熱したフライパンに油を敷いて、中火~弱火で焼き色が付くまで焼きます。火が強すぎると、野菜がすぐ焦げてしまうので注意です。
- 端がカリッとしてきたら、ひっくり返し焼きます。焼き色が付いたら出来上がりです。
※本来、すりおろしたじゃがいもの水分は、捨てて使うのですが、栄養を摂るために私は、水分も捨てず使っています。でんぷんが含まれているので、水分が多すぎるとフライパンにくっついて綺麗に焼けないです。
<タレの材料>
- 醤油
- ごま油
- 粉唐辛子(お好みで)
- 刻みネギ(お好みで)
- 酢(さっぱり食べたい時入れると良いです)
作り置きしておくと万能なタレ
<材料>
- 醤油
- 輪切り唐辛子
- ネギ
- ごま油
上記の材料を、タッパーに入れて、付けておくだけです。細かい分量は分からないです(汗)これは、韓国人のお家でご飯を食べると、冷蔵庫に良くはいっているタレです。ネギ嫌いな私ですが、ネギは食べなくとも、ネギのエキスがでて、ピリ辛なタレが、チヂミだけでなく、湯豆腐や焼きナスなどにかけても美味しくいただけます。
最後に
ニラは、匂いがニンニク臭なので、仕事柄気になる方もいるかもしれませんが栄養豊富な食材です。女性は、冷え性の人が多いので、血流改善のためにも積極的に摂りたい食材の一つです。