肌タイプと保湿のポイント
肌の状態は、角質層の水分量や皮脂分泌量など個人によって違います。
さらに、同じ人であっても肌の状態は、いつも一定ではなく、色々な要因によって変わります。
例えば、
- 加齢
- 季節
- 生活習慣・食習慣
- 環境
などがあります。
肌タイプの特徴
肌タイプの分類として、素肌の水分量と皮脂分泌量により4つにわけることができます。
普通肌 [水分が多く皮脂が少なめの肌] ・潤いがある肌だが、皮脂が少ないため季節や環境の影響をうけ乾燥しやすくなることも。 ・季節や環境に合わせた保湿ケア ・洗顔は、肌の潤いを保つしっとりタイプ |
乾燥肌 [水分も皮脂も少ない肌] ・キメが細かい肌で、水分不足から肌荒れ、小じわが現れやすい肌 ・肌に合わせて積極的に保湿ケア ・洗顔は、肌の潤いを保つしっとりタイプ |
脂性肌 [水分も皮脂も多い肌] ・つやがあり若々しく見える肌ですが、ニキビや吹き出物ができやすく、汚れやすい肌 ・肌に合った保湿ケアも忘れずに ・洗顔は、汚れやすい肌をスッキリ落とす |
脂性乾燥肌(混合肌) [皮脂は多いが水分が少ない肌] ・かさつくのにべたつく、お手入れしにくい肌 ・部分的にバランスの度合いが大きい肌 ・部分さに合わせたキメ細かい保湿ケア ・洗顔で汚れをスッキリと落とす |
上記のように肌質に合わせてお手入れをする必要があります。
どの肌質にも、脂っぽい部分や乾燥しやすい部分があります。人によって、季節によっても違ってきます。
化粧品を顔全体に同じように使うのではなく、テカリやすい部分、潤いが不足して部分があります。
例えば、
洗顔をする場合、脂っぽいTゾーンから先に洗い始めて、そのあと全体に広げ、かさつきがちな頬やフェイスラインを優しく洗います。
また、油分の含んだ乳液やクリーム、オイルをつける場合、かさつきがちな部分には多めにつけ、脂っぽい所には少なめにつける必要があります。
保湿ケア
どの肌質でも、肌のうるおいは大切なので、肌質にあった化粧水、美容液、クリームを使いケアします。
普段は、この3つの化粧品でよいですが、週3日~4日パックでスペシャルケアをすることをお勧めします。
パック剤の種類
パックと言っても色々あります。
シートタイプ
シートタイプは、ローションや美容液が浸み込んだものになります。
手ごろな価格な物も多く売られており、手軽にできるのでおすすめです。
クリームタイプ
顔全体に塗ってしばらく放置した後、洗い流すタイプの物と、寝る前に使う睡眠パックがあります。
睡眠パックは、いつものお肌のお手入れの後使うので、忙しい人にも面倒がなくて良いかと思います。
ジェルタイプ
クリームタイプのパックに比べると、さっぱりしている物が多いかと思います。
洗い流すタイプもありますが、浸透させても大丈夫なタイプもあります。
アロエのジェルパックは、鎮静効果もあるので日焼け後のパックや敏感肌やニキビができやすい脂性肌にも良いです。
モデリング(通称ゴムパック)
はがすタイプの物になります。
パック剤と水(付属の液体)を混ぜて作り、パック剤が固まる前に顔に塗り、15分~20分放置。その後はがして、肌を整えます。
自分で行うには、少し難しいですが硬めにパック剤を作れば可能です。モデリングパックは、ショッピングサイトで購入できますが、他のパック剤に比べると少し値段が高めです。
パックまでやっていられないと思う人もいるかもしれませんが、パックをすると、くすみが減ったり、艶がでてきたり、化粧のノリもよくなったりするので、ひと手間ですがぜひやってみてください。
最後に
秋から冬にかけて、気候が大きく変化します。
気温の低下、外気の湿度の低下、暖房により室内の湿度も低下します。
環境の変化により、角質層の水分を保つ機能やバリア機能が低下し肌の乾燥を引き起こします。また、皮脂分泌の低下により、皮脂膜による水分蒸散を抑える効果も低下すると、乾燥がすすみ、肌荒れへと進行します。
お手入れは、まず化粧水で潤いを補給します。
洗顔後は、汚れを落とすと同時に皮脂膜も取り除かれているので、乾燥しやすい状態になっています。時間をおかずに、化粧水をつける事が大切。
化粧水が入りやすくなるように、化粧水の前の導入化粧水をつけるのも良いです。
肌に潤いを与えただけの状態では、時間とともに水分が失われていくので、油分がある、乳液やクリーム、オイルで蓋をして水分が逃げないようにします。
季節や環境、年齢など様々な事が要因で肌は変化していきます。
毎日鏡で肌の状態をチェックして、その時の肌に合ったケアをすることが大切です。
季節によって肌も変化するので、季節に合わせて使う化粧品を変える事も時には必要です。