季節問わず、まずは保湿ケア

皮膚の一番外側の表皮は、基本28日周期で入れ替わっていると言われます。(年齢が上がると年齢+10歳の周期になるとも言われています)このサイクルが乱れてくると、肌荒れ起こしたり、保湿ケアをしても、肌が水分をキープできなくて乾燥がしやすくなってしまいます。
肌の潤い具合は、環境によっても変わります。
湿度の低下や気流は皮膚からの水分蒸発を促進させ、肌の乾燥を引き起こします。
肌が乾燥すると・・・
- 小じわになりやすい
- 肌のくすみ
- インナードライによるニキビ、吹き出物
- 敏感肌につながる
※インナードライは、肌の表面は脂っぽいけど、肌の内側が乾燥している状態です。
一年の中で、4月から9月は気温や湿度が上昇する時期で、特別な肌の乾燥防止対策は必要ないと思いがちですが、この時期は、紫外線が日々強くなっていきます。
春から夏の日焼けによる炎症や冷房による体の冷えは、肌の乾燥を招くのでしっかりと保湿をしてあげることが大切になります。
ニキビや吹き出物ができている人は、肌表面がべたつくから潤っていると勘違いしていることもありますが、肌が乾燥しているから、肌を守ろうとして皮脂が沢山出てきている場合があります。この時は、肌を清潔に保ちながらもしっかり保湿をすることが大切です。べたつきが気なる場合は、さっぱりタイプのクリームを使うと良いです。
吹き出物やニキビは、化粧品が合わないと言うこともあるかもしれませんが、体の内側が大きく関わっています。
食事の乱れや、気候の変化によるストレス、人間関係によるストレスなどは自律神経を崩す要因になります。
体温調節などコントロールしている自律神経(自分の意思とは関係なく機能している神経)のバランスが崩れると、不眠、生理不順、便秘など体内のトラブルが、肌にも影響し吹き出物やニキビができてしまうのです。
規則正しい生活やバランスのとれた食事を心掛けるなどが必要です。
保湿ケアの方法
外からお手入れ方法として、化粧品を使ってのケア、顔のマッサージによるケアがあります。
手順
- 洗顔
- ローション(化粧水)
- 美容液
- 乳液
- クリーム
基本のお手入れ方法としては、上記の手順でおこなっていきます。
時間に余裕がある時、できれば週3回ほどローションパックを行うと良いです。
ローションパックは、軽く化粧水や導入ローションを塗ってから、行うとよいです。
どのタイプの物でもよいですが、個人的に個包装になっているタイプの物が、美容液たっぷりでお勧めです。
※ローションパックは、ドラックストアーやネットで大量に入って1000円程で購入できます。
効果的なローションパックのやり方
- ローションパックを空気ができるだけ入らないように、肌に密着するように張ります。
- パックを顔に付けたら、息ができるように、鼻から上と鼻下(唇を覆う感じ)をラップで覆います。ラップで覆う事で温められ浸透しやすくなります。※くれぐれも、全部覆わないでください。
- 20分~30分放置します。
- ローションパックを外したら、手でしっかり浸透させます。
- ローションが浸透したら、水分が蒸発しないようにクリームで蓋してあげてください。
最後に
肌の乾燥は、空気が乾燥する冬に起こりやすいと思いがちですが、夏は夏で紫外線によるダメージや、エアコンによる乾燥などで肌は、季節関係なく乾燥しやすいです。
パッと目に見える、シミやたるみなどに目が行きがちですが、乾燥による老化も見逃せません。
潤いのある綺麗な肌は、細胞にしっかり栄養が行き届き、いらない老廃物を運び出してくれるという代謝を保っていることで、良い肌の状態をキープしてくれるので、しっかりお手入れをすることで、老化を遅らせることは可能です。
毎日の肌ケアの時に軽く、マッサージをするように基礎化粧品を塗ると、顔の血液やリンパ液の流れが良くなるので、むくみやくすみがとれスッキリします。血流が良くなると肌トラブルが少なくなります。
顔だけでなく、首、デコルテのマッサージもついでに行うと、しっかり老廃物が流れるのでお勧めです。
体を温めて血の巡りをよくして、肌の細胞を促す事が大切です。また、顔の表情筋を動かして活性化させたり、美肌効果があるといわれる、ビタミンA、C、Eを摂るのもおすすめです。
綺麗な肌は、血行促進させしっかり保湿を心がけることが大切になります。また、ストレスも肌トラブルになるので、疲れ、ストレスを溜め込まないゆったりした時間を過ごすようにしてください。