どうしてオイルマッサージで心が癒されると言われるのか?

リラクゼーションサロンのキャッチコピーや宣伝文句で『オイルトリートメントで心身を癒しませんか?』と言う様な言葉を目にしたことがあると思います。
オイルトリートメントで心が癒されるのかは、皮膚(肌)と脳(心)には深い関係があるからです。
皮脳同根
『皮脳同根』と言う言葉を聞いたことがありますか?
漢字の意味のままので、皮膚と脳は同じ根っこと言うことです。
つまり、皮膚(肌)と脳(心・精神)は、密接の関係にあります。
私は、エステの座学の授業でこの言葉を知りました。
高校の授業で習ったかもですが、記憶にないです(笑)
細胞分裂について
生物の授業で勉強したと思いますが…
私たちは、精子と卵子が受精し、お母さんのお腹の中で受精卵から細胞分裂を繰り返して人間として産まれてきます。
その細胞分裂の段階で内胚葉、中胚葉、外胚葉と3つに分かれて様々な臓器が作られていきます。
- 内胚葉……主に内臓
- 中胚葉……骨と筋肉
- 外胚葉……皮膚と脳神経
オイルマッサージでなどで、肌に触れられると脳が気持ちよく感じるのは、皮膚と脳のルーツが同じだからです。皮膚に触れると脳が気持ちよく感じるのは、皮膚と脳が同じところから生まれているからです。
触れられることで心身ともにリラックス状態になになると、脳の視床下部からはオキシトシンと言うホルモンが分泌されます。
オキシトシンとは
五感の中でも、いちばん最初に発達するのが触覚です。触覚は、お母さんのお腹にいる時からすでにある感覚と言われています。
オキシトシンをつくる細胞は、生まれてから早い時期に形成されます。
嬉しい、楽しい、気持ちいいと感じた時などに脳の視床下部からはオキシトシンが分泌されます。
肌に触れることやアイコンタクトなどで、脳内ホルモンであるオキシトシンが分泌されるといいます。
オキシトシンは、愛情ホルモンや、幸せホルモンと呼ばれたりします。
ハグや手をつなぐだけでも、オキシトシンは分泌されると言われています。
泣いている子供を抱っこしてあげると、泣き止んだりするのもオキシトシンが分泌されるからと言われています。
最後に
オイルマッサージは、血行促進や老廃物、疲労物質の排泄を促したり、体の疲労回復だけでなく肌に触れることで、心のストレスを和らげ脳の疲れの癒しにもつながります。
このブログを書いている今、コロナウィルス感染予防のため、外出自粛でどの人も心身共に疲れている時でもあります。
疲れが出てきている時は、免疫力も低下気味です。
そんな時こそ、オイルマッサージや揉みほぐしで心身の疲れを癒すのも大切です。
オキシトシンは、オイルマッサージを受ける側も、施術側も分泌されるので、外出があまりできないこの機会に、家族でオイルマッサージをするのも良いと思います。
オイルマッサージが、上手くできなくても、オイルを手に取り、ゆっくり塗り伸ばすだけでも、リンパ液は流れます。
特に、背中をさすると、自律神経が整いやすくなります。
感染の心配もありますが、体の疲れは心に表れ、心の疲れは体に表れます。
免疫力低下しない為にも、適度にストレス発散や疲れの解消は必要です。