なぜ、目が疲れた時に頭皮マッサージが良いのか?


スマートフォンの利用者が増え、目の疲れが気になると言う人が増えた気がします。
目が疲れてくると、ピクピクと痙攣したり、乾燥してきたりすると、目を少し閉じてみたり、コメカミを押してみたりしませんか?
その動作は、誰かに聞いたわけでもなく気づいたらやっている行動じゃないですか?
目と脳がとても近い位置にあり、視床下部、視神経など目の機能は脳の働きと関係があるからです。
目と脳の関係とは
目と脳に直接つながる神経の半数以上が目に関連した神経で、目から入る情報は7割といわれています。
目から入った情報は、視床を通って視覚野に送られます。
視覚野は後頭部にあるので、目が疲れると後頭部に疲れが伝わります。
目は、映像を脳に伝えるだけではなく、焦点を合わせたり、目を動かしたり、涙の分泌をコントロールしています。
目は、私たちが寝ている時以外は、働いています。
単純に、8時間の睡眠と考えると16時間は目を使い続けているので、その間、脳も働き続けている事になります。
目を酷使していると、目の不調から脳の不調につながり、それが全身の不調につながっていきます。
目が疲れてくると、出てくる不調
- 肩こり
- 首こり
- 肩こりからくる頭痛
- 肩こりからくる腕や手の疲れ
- 背中、腰痛
などあります。
目を使いすぎると、常に視覚野は働き続けストレスを受けています。
常に緊張状態になり、血管が収縮してしまい血液の流れが悪くなってしまいます。
血液の流れが悪くなると、スムーズに血液が流れないので、首と頭の付け根首がこりはじめ、首から肩への血液の流れが悪くなるので肩がこりはじめます。
それが、背中→腰へとつながるということです。
体はつながっているので、一つ不調がきっかけで全身へつながっていきます。
目の疲れを感じるときは休息が必要
目が疲れたと感じるときは、目も脳も働きすぎているということです。
脳には直接触ることはできないので、頭を触って少しリラックスと休息が必要です。
頭皮マッサージは、前頭部、側頭部、頭頂部、後頭部と全体的に行います。
目の疲れが気になる方は、目に近い側頭部や後頭部をほぐすとよいです。
首こりがある人は、首と頭の付け根のところの筋肉がかたくなっているので、ほぐすことで首こりの不快感が和らぎます。
自分でヘッドマッサージを行う時は、頭皮を傷つけない為にも爪を立てず指の腹でほぐしてあげてください。頭皮が緩んでくると、血のめぐりがよくなり、目の疲れも和らいできます。
時間がないという時は、お風呂に入ったときに、タオルをお湯につけ蒸しタオルを作り目の上に置きます。
冷めてきたら、また温かい湯で蒸しタオルを作り目の上に置きます。2,3回繰り返すだけでもスッキリしますよ^^
市販のホットアイマスク使うのも良いと思います。アロマの香り付きもあるので、香りでも癒されるかと思います。